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「今、生きる秘訣」横尾忠則対話集。

この本を昨日、今日と読んだ。

横尾氏が聞き手にまわり

それぞれの専門家と

「メディテーション」を題目に対話するというもの。

横尾氏の現実把握の能力と

跳躍する勇気が

一癖も二癖もある方々との

対話の中で濃厚な空気を生み出し、

人間の生き方、

在り方にいろいろなヒントをなげかけてくれる。

僕が印象に残ったのは、

岡本太郎、加藤陶九郎、手塚治虫の三氏。

岡本氏は

「命を無条件におし開いていく」

「無償、無条件な状況に自分を置く」と語る。

芸術にさえ収まりきらないところに凄味を感じさせる。

破天荒な魂に従順な生き方、クリアな生き方。

できそうでできない生き方。

素晴らしきダイナミズム。

加藤氏は事業に失敗し続け

仕事に失望して自殺未遂するまでに追い詰められるも、

紆余曲折を経て

自らの原点でもある陶芸に行き着く。

名陶工の人間臭い一側面、葛藤。

やがて導かれるように陶芸一筋に道を定め、

数々の名品を生み出してゆく。

齢80を超え尚、作品を増やし続けていこうという。

手塚氏は自らの命の明滅を予見し、

残された時間に

宿命感、焦燥感を抱きつつも

宇宙を見つめ、残る子孫にメッセージを託す。

人類の行く末、地球の行く末、文明の淘汰。

平明な目で時には鋭く、時には優しく、

時にはきわどい切り口を見せる。

漫画を日本の文化にまで押し上げた

氏のバイタリティーとクオリティーには

ただ感服するばかり。

それぞれの個性がそれぞれにダイナミックで

僕の“現在”を写してみて

ふぅむと考えさせられる。

無条件のメッセージ。

エゴなのか警鐘なのか、

優しさなのか、

いっそただの思いつきなのか。

僕の器はエゴではないだろうか。

僕の器は打算ではないだろうか。

僕の器は優しいだろうか・・・。

核家族化は人々の生活を変え、

価値観の変換を招き、

もうどうにも止まらない暴走列車のようだ。

器の使い方も用い方も変化した。

まだまだ僕は学習が足りない。

まだまだ僕はピントがずれて卑しいようだ。

縦横無尽な魂に触れて

なんだか少しだけ元気がでた。

そんな本でした。



 

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